Corporation...
2006年 04月 18日
Bcomに入りたてに、授業の一環としてクラス全体で鑑賞した「The Corporation」。今日はテレビで見かける機会があった。チャンネルを回して、たまたま偶然みつけたのだが、賛否両論あるにしろ、「The Corporation」の背景にある現代社会の歪みの描写にはとにかく納得してしまう。社会全体に流れる利益主義。利益を尊重してしまうだけに、利益に直接的結びつきがみえない環境問題は、企業経営の枠には一向としてはいってこない。しかしながら、環境問題は社会全体の関心事である昨今、この問題を企業側も取り出さざる得ないのが現実。CSRの一貫としての環境問題への取り組み。自然への影響を少なくする努力は、どの企業にも必要な取り組みとなってきている。しかし、利益に直接的には関係のないものに、どれだけの配慮をくばれるものなのだろう。やはり、経営陣としてはBottom lineがきになるところ。どれだけ環境に影響があったとしても、環境がCommodityとして、取引の一部、そして利益という形として存在しない限りは、到底、企業が直接的に改善に取り組むことはないのだろうか。Kyoto Protocolはこういったことを考えると、なんとなく納得できる仕組みではあるのかもしれない。ポイント制っていうのは結構抵抗があったものだが、社会全体の仕組みとの摩擦をすくなくするのには、こういった考え方のほうが、うまく働くのかもしれない。
by mori_mori_108
| 2006-04-18 15:55
| 生活もの